なるべく一貫していること

2011.12.27

前の会社の経営批判にも同様のことが言える。ダメな経営者の、「ダメ」の内容が、実は次の会社の経営者や面接官の欠点と一致しているという可能性は小さくない。面接者は、自分たちのこととして直接意識しない可能性が大きいのだが、無意識の中でリスク回避の心理(やっかいな部下を避けようとする心理)が働くことになるだろう。「お金が理由」というのは、現在の条件にもよるが、印象としては概ね中立だ。がめつい印象を与えないなら、悪くないだろう。

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なお、「妻が(または、親が)今の会社が嫌いだ」といった他人を理由にする退職理由は言うまでもなく、かなり印象が悪い。「もっと自分の時間がほしい」といった、自由(時間)がほしいという説明も、仕事に消極的だと解釈されて敬遠される可能性がある。ただし、本当にそれが理由なら、これをマイナスと評価しない相手とめぐり会うことが必要だ。結局、「辞めたい理由」は、仕事の内容か、仕事の学習環境かのいずれかで説明するのがスマートだ。大切なのは、仕事であり、その内容だ、という建前が「面接の基本精神」なのだ。もちろん、複数回の転職者は、複数の転職の理由が、少なくとも矛盾していないこと、できればなるべく一貫していることが必要だ。ところで、実際に転職したい理由が、人回関係だったり、単に飽きたということであったり、必ずしも美しい理由ばかりでないことは、採用側も大まかには知っている。そう考えると、「辞めたい理由」の質問は、何割かは、転職という一種の「商談」の相手に対して、事実と気づかいのバランスを取りつつ、破綻のない理由のプレゼンテーションの能力を問うビジネス能力テストなのだ。嘘にならないように本音も上手に混ぜながら、マナーを踏まえて、失点を小さく抑えたい。





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