こうした状況は昔からつづいていたかというとそうではない。円の為替レートが大きく高って購買力平価との乖離が生じたのは一九八〇年代の中頃である。とくに一九八五年九月のプラザ合意以降その乖離が顕著になった。プラザ合意というのはその時、世界主要国の蔵大臣と中央銀行総裁などがニューヨークのプラザホテルに集ってドルや円などの為替レトの調整について相談し合意したことを言う。この合意によってそれまでの異常なドル高 輸出に有利な条件が揃っていた... の続きを読む